他愛ない日常を彩って。 

見つめたときめき

2017年9月3日、日曜日。

『ミュージカル 魔女の宅急便』、大千穐楽おめでとうございます。

発表されたのは2月だから、もう半年以上もの時間が経っているのですね!なんだか不思議な感覚です。長かったような、短かったような。でもまちがいなく、濃かった。尊くて、愛しい時間だったなぁと思う。きっと今日も素敵な公演になるのだろうなと思いながら、この文章を書いています。終わってから改めて作品の感想をまとめたいなと思ってるいるなか、どうしてこのタイミングでブログを書くのかというと、わたし個人が勝手に感じていたご縁があるからです。顕嵐くんがトンボという役に、そしてこの日程に運命的なものを感じていたように、わたしにはもうひとつ大切にしたい偶然があります。いつも以上にポエミーにお送りしますよ。お気を付けくださいね。近頃は先手を打つスタイルになりました。笑

 

一年前の今日、9月3日、わたしは帝国劇場にいました。DREAM BOYS、初日公演。昨年まで、地方で学生をしていたため、土曜日が初日公演だったこと本当に幸運でした。そして、本当にありがたいことにこの公演を観劇する機会をいただきました。同行させてくださった方が本当に優しくて、ラッキーなんて軽い言葉であらわしてはいけないのかもしれないけど、わたしはすごく幸運だなぁとおもった。どきどきしながら劇場に向かい、やっぱり玉森くんはかっこいいから柱になれるのかななどとあたまの悪いことを呟きながら劇場に入場したことをよく覚えている。また、見たいものです。見れるって信じてる。

 

劇場内に張られているポスターを見て、今年もいよいよなんだと高揚しました。そして、ポスター下に小さく載っている写真を眺め、ラッキーだなぁと他人事のように呟いた。

 

 

玉森くんがステージにいるときはどうしても玉森くんに釘付けになってしまう。だから、玉森くんがステージからいなくなると途端にわたしの視界は広くなる。

はずだった。例年いつもはそうだった。

宮田くんかっこいいなー千賀さんかっこいいなーとか、あっこのバックの方は知ってるぞなどと、それこそセットの様子を見たり、一気に物語やパフォーマンスに入り込む余裕、俯瞰で見ることができる余白ができたりする。初日だったから特に、できるだけ全体を見ようともしていた。

 

顔と名前がかわいいなという理由だけでわたしがいつか拝んでみたいJr.第1位の、あらんちゃんがそこにはいた。顔きれいだな金髪なんだな、見つけやすい、じゃあチャンプサイドはあらんちゃんを中心に見ますかねとゆるゆる意気込んだ。曲がかかった瞬間、踊り始めた瞬間、ある種の衝撃というか驚きというか。一瞬にして、わたしの中に「あらんちゃんの踊り方、何だか好きだなぁ」という気持ちがうまれて、そこからは全体ではなくあらんちゃんを見ることしかできなくなっていて。台詞が発せられ、そういえば声をちゃんと聞くのも初めてだと驚いた。SHOW TIME中の柔らかい表情から、眼光が鋭くなる振り幅とか、どうしても目が離せなかった。ジャニヲタは長くやっているけど、双眼鏡を買ったのは玉森くんを好きになってからだから、双眼鏡越しに、あのせまい丸のなかに玉森くん以外が映ることが初めてだった。むちゅ恋は二人がいるから普通にあわててしまい、下した判断はバックの映像を見るというなんとも意味のわからないものだった。「わぁプリキュアっぽい」などと頭の悪いことを考えたり、してたなぁ。それなのに、これはきっと恋してるの歌詞に、ばかみたいにどきっとしたり。

 

最後のメンバー紹介の時、立ち姿とお辞儀の綺麗さに思わずため息をついてしまったことも、よく覚えている。もともとわたしはそういった所作の部分を細かく見ているタイプではない(箸が持てないひとはいやです!)けれど、どうしても視線が引きつけられた。そのくらいに美しく、品があり、それでいてごく自然だった。きっと意識はしているのだろうけど、彼にとってこの丁寧さはあたりまえのことなんだろうなって、なんとなくそう感じた。たぶん、ここで、内側から滲み出る華に降参したのだと思う。

 

長々とお話してしまいましたが、一年前の今日、わたしは顕嵐くんを初めてこの目で見ました。初めて声を聞きました。初めて、素敵だと思いました。目をそらそうとはしたけれど、頭と心のなかにはぼんやりと、好きだなぁということも浮かんでいました。

 

mamo.hatenablog.com

19歳であることを知った。そして、気づいたらこんなブログを書いていた。ひさしぶりに読んだら大体同じようなことを書いていました。一年経ってもなお鮮明に思い出すことができたのだなと自分でも少し衝撃を受けております。

 

少し重たいかもしれないけれど、わたしはそれまでの人生で一目ぼれをしたことがありませんでした。人でもものでも、一目見て、「いいな」と思うことはあっても、「好き」になることはなかった。なかった、というか、そうさせなかった。自分の性格として、わりと淡白な部分があるのもあって、いいなと思ってから何かと理由や意味を問う癖があった。「なぜ好きなのか」そうして自分を納得させてからじゃないと、選ぶことができなかったし、そうしたくなかった。

ストレスがたまっているときに衝動買いしてみた洋服があまり似合わなかったり、頼みすぎた料理が食べきれなかったり、友人に押されるがまま告白をした相手が、その告白をたくさんの人に言いふらしていたり。なんだかそういうことが昔から多かった。そのたび、ちょっと傷ついて、自信をなくして、わたしは見る目やセンスがないのだろうなぁと思ったりした。だからこそ、好きの気持ちときちんと向き合わずに発信したり行動したりすることがすごくこわいし、苦手。わたしは自分に自信がないのです。今でもじぶんの気持ちをお話する、いわゆる長文ツイートをきちんと推敲してからではないとあげることができないのは、そのためなのだと思う。じゃあ書かなきゃいいとも思うんだけど、わたしは文章を書くことが上手ではないけど好きで、好きについて書くときがいちばん幸せだから、自分のためにも綴りたいことはきちんと大切に綴っていきたいなぁって、そこは強く思っている。

 

 

そんなわたしが、である。そんなわたしが、はじめて、一目見ただけで好きになった、素敵だと思ったひとが、顕嵐くんです。初日を経て顕嵐を辞書に登録しました。字面がかっこいい。意味や理由を問う前に認めざるを得なかった。彼は魅力的で、わたしはそれに惹きつけられている。わたしがわたしを納得させるには、それで十分で、それにすごくびっくりした。彼はなんだか、思わず綴りたくなる魅力を纏った素敵なひとだった。彼についての言葉を紡ぐのがすごく幸せなんだなぁ。それはきっと彼自身も言葉を大切にしているからなのかなって思う。言葉のチョイスや言霊を信じているところ、とても好き。

 

そんなこんなで顕嵐くん担当をたいへん恐縮ながら名乗ってみたこの一年。本当に、楽しかった。楽しかったなぁ。何度、好きを更新したのかな。何度、素敵を増やしてくれたのだろう。いろんな気持ちに出会えたことがうれしかった。とても失礼なのだけど、一時の何かなのではと思わなかったわけでもない。たぶんなんだかそうではないみたいだし、もし一時の何かなのであれば、その無数にある一瞬の、儚さや刹那さや切なさに魅せられ続けている、ということなのだと思う。それならそれで良いかな。問うてもわからないから、そんなことより目の前の今の君を、今見ていたい。考え方が少し変わった気がします。あまり考えすぎずにシンプルに物事をとらえることできるようになった気がする。おかげでずいぶんと生きやすい。

 

あらためて、はじめて姿を見たその日のちょうど一年後の今、自分が大阪にいるとはまったく思わなかった。顕嵐くんがミュージカルの主演を務めることも想像すらしていなかった。いまでも新鮮にすごいことだなって思うんです。こんな素敵なところに連れてきてくれた。こんな素敵な気持ちに出会わせてくれた。お芝居の内容自体もあたたかにぐっと心をつかんでくれるものだからというのもあるけれど、ステージの真ん中に、カンパニーの真ん中に顕嵐くんがいる。その事実に、今目の前にある現実に胸がいっぱいになるのです。そうして涙があふれる。勝手に心配したりもするけれど、不安もあったけれど、結局ぜんぶ吹き飛んでしまう。今の君の素敵さを受け止めるだけでいっぱいになる。胸がいっぱいになるって、感極まるって、こういうことなんだなってたくさん思うよ。本当にありがとう。わたしは、君が本当に誇らしいです。

 

わたしが好きになった年下の男の子はとびきりかっこいい、わたしに夢を持たせてくれる人だった。こういう姿が見たいと、思わせてくれる。基本的にはあたえられたものを勝手にたのしくたのしむスタンスなので、こういう気持ちが自分の中に湧いてきたことがすごく新鮮でした。一年をとおしてすごく新鮮だった。

 

 帝国劇場の板の上で見せる、「この目ですべてを確かめたい」というフレーズでの眼差しが、公演数を重ねるごとに力強くなっていく様子が好きだった。あぁ、この人を見ていたい。この人が描く未来を、目指す未来を見てみたいと、思った。すべてを、は、むりだから、できるだけ多くとも言わないから、できるだけ長く見たいと思う。見つめていたいと思う。夢を持たせてくれるひとであると同時に、きっと叶えてくれるという信頼を持たせてくれるひとでもあったことが、本当に嬉しかった。嬉しい。

 

 

見つめたときめきは嘘ではなかった。

ドリボに出ていなかったらももちろん、たぶん、違うポジションで顕嵐くんが出てきていたら、好きになるタイミングはその先もずっとなかったと思う。今、だった。好きになる運命だったというセリフを聞いたことがあるけど、たぶん本当に偶然。偶然に唐突にわたしの狭いせまい、好きの視界の中に飛び込んできた、どうしようもなく惹きつけられた。見つめてしまった。どうしてもあのときじゃなければ、いけなかったのだとおもう。いまだに自分に対する自信はまったくないけど、顕嵐くんを好きになってからの自分はおどろくくらいに楽しそうだから、好きです。

 

 

顕嵐くんを好きになって、なれて、させてもらって、本当に幸せです。ありがとう。光のようなひと。しなやかで飄々としていて、だけど芯が強いひと。心意気が惚れ惚れするくらい素敵なひと。これからもよろしくお願いします。心から尊敬し、信頼しています。わたしは顕嵐くんに拍手を送ることに、いちばん幸せやときめきを感じるなと、この一年で強く実感しました。様々なステージに立つ姿、そこで存分に輝く姿を、これから先も見つめ続けられますように。そんな君に、心から大きな拍手を送り続けたいです。