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他愛ない日常を彩って。 

いよいよ。



10月29日。少し寝坊をした朝でした。早口で弟に誕生日おめでとうと伝え、ばたばたと大学に行く準備をしました。

起きてからまずはじめにする、寝ている間のTLチェックを珍しくしない朝でした。余裕がない朝でした。歯を磨きながら、そうだ、と、思い出したかのようにツイッターを開く。まぁチェックと言っても、基本的には一気に最新まで読み込んでしまうわけなのですが。




びっくりして、携帯と歯ブラシを落とすという漫画のようなことをした。思考が止まるという、嘘みたいなことが起こった。





「キスマイ玉森 映画初主演」





え、映画?
(確かにここ最近目撃情報は出てたけど、!公式より前にツイッターやら週刊誌やらで見てたけど、!)





さらに検索を進めた先に見えた、「レインツリーの国」の文字。知ってる。知ってるどころじゃない。高校生のとき、数えるほどしか図書室に行かなかったわたしが、唯一と言っていいほど夢中になった本。はじめて本を読んでときめいた。世界でいちばん好きな本。少しずつ読もうと思っていたのに、結局夢中になって1日で読み終えたあのときの自分が脳裏に浮かんだ。




レインツリー、映画化されるの、
伸さんを玉森くんが演じるの、
玉森くんが映画に主演するの、
わたし、ポスター飾れるの、
えっ、夢、叶うの?




どちらかというと感情の起伏が穏やかな方であるわたしが、その場の状況をどうこうできるかは関係なくなんとなく飲み込むことが得意なわたしが、小さい子のようにひたすらに疑問を並べて、事態がなかなか読み込めなくて、理解する前に泣いていた。泣きながら、笑ってた。すごいなぁ。すごいなぁ、玉森くん。なんとなくぼんやり思ってたことをふわぁっと叶えてくれた。ほんとに敵わない。泣きながら新聞を買って泣きながら講義室に入ったことを(いろんな意味で)わたしは忘れないと思います。








大学1年生になりたてのとき、美術館で短期のアルバイトをしました。特設ショップの店員さんをしました。その時一緒に働いていた人の中に掛け持ちで映画館で働く人がいて、いいところだよ一緒に働きたいなと言われ、短期が終わってからのバイト先が決まっていなかったわたしは迷うことなく履歴書を出し、面接をし、制服を合わせ、映画館で働くことになります。ちなみに、美術館からの映画館ということで 周りからは何だかアーティスティックなイメージを持たれることがありますが、本人はいたって何も造れません。興味はあるけど、お金は出せない、そんなとこでした。






出勤1日目 9月2日。どうせならついたちから働きたかったなと思いながらタイムカードを持ちました。紹介してくれた方がシフトに入っていたので挨拶をしたところ、「あっ今日からなんだね。残念だなぁ〜わたし明日でやめちゃうの」



おや、




あ、だまされたのか。はめられたのかぁ。自分が辞める用の後釜探しをしてたのかな。先ほど述べたとおり、わたしは状況を飲み込むのが恐ろしく早い。だけど、気づいた時にはすでに遅いわけです。こうして、特に映画に興味のないわたしが映画館で働き始めることになります。辞めたくなったら辞めようと、おそろしく無責任なことを考えながら仕事を教えてもらいました。

覚えることはなかなか多くて、はじめのほうはわりと大変でした。でも、まぁ、大変じゃないはじめはなかなかないし、はじめが大変じゃないと後が怖いし、まぁいいかと思いながら毎日を過ごしてました。






今日は中継について教えるねと言われ、目に入った劇場前パネルは、ATARU。そうだ本来この中継を見に来たかったのだわたしは。だけど、みんなが休みの時うちは忙しいわけで、しかもまだまだ新人だから土曜日に休み希望を出す勇気はないわけで。音声と映像が乱れてないかをチェックしに行くよと言われ、社員さんの後ろをついて劇場に入りました。入った瞬間、玉森くんの入場シーン。嘘みたいなほんとの話。黒のスーツがあまりにも似合っていて、まさかスクリーンに映る玉森くんを観れるとは思っていなくて、はっと息を飲んで口を押さえてしまいました(この時の不可解すぎる反応からジャニヲタだとばれた)。少しの間しかいれなかったけど、きらきらした玉森くんを見れて幸せだった。その後も少し疲れてきたら、ATARUのエンドクレジットめがけて走り、扉を開け、自由へ道連れを聞きながら劇場前パネルの玉森くんを見つめる、そんな毎日でした。

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(名札の裏にずっといれてるATARUの半券。ぼろぼろです。うすーーく玉森くん。)




少しずつ仕事に慣れて、周りを見れるようになれて、自分がものすごい数のフライヤーやポスター、予告映像に囲まれていることに気づきました。映画というものにももちろんですが、この宣材たちにもわたしは興味を持つことになります。働いてなかったら出会えなかった素敵な作品にたくさん出会えました。時間だけは有り余ってる大学生という時期にこの経験ができたのはよかったなぁとおもう。分かることまでは難しいけど、触れることができて本当によかった。そんな中で少しずつ、ぼんやりと、思うことがあった。




いつか、玉森くんが載ってるポスターを飾りたいなぁ。




ATARUのときはまだポスター貼りの仕事を教わっていなかったので気づいたら飾られていた。フライヤーもすでになくなっていた。可能性はないわけではないけど、そこまで高くはない気がした。自信はないけど就職はしたいから、わたしが大学生でいられる時間のうちに、玉森くんが映画に出るとは限らない。だから、叶わないかもしれない。でもそれが、わたしがうまれてはじめて持った目標だった。はずかしい言い方だけど、夢だった。





先の見えない未来だけど、仕事が思いの外楽しめるようになったことも追い風に、この夢が叶うまでがんばってみようかなって、なんかよくわかんないけどがんばってみようかなって、思うようになりました。どれだけクレームを言われても、怒鳴られても、理不尽だなぁと思っても、ポップコーンぶちまけられても、ジュースこぼされても、注意して舌打ちされても、変なストーカーみたいなのに遭っても、八つ当たりされても、頑張りたいなって思えました。もちろん、大変なことだけじゃなかったから、続けられたのだと思います。本当にいい職場です。






そして、冒頭に戻ります。ほんとに嬉しかった。こんなに嬉しいことあるんだって思いました。それから行った、ライブのMC中 玉森くんの口から映画のこと、レインツリーの国という言葉が聞けたこと、本当に嬉しくてMC中もわりと泣いてましたねぇ。




そんな中、これもまたぼんやりと、浮かんだ不安。

うちの劇場で、ちゃんと上映されるのかな?



いやいや、ロードショーなんだから普通にやるでしょっていう声もあると思うし、わたしもそう信じたかったけど、何せものすごく田舎に住んでるので、いわゆる◯◯難民とかには慣れっこだったし、バイトしててもあれこないだテレビで見た映画うちでやらないのか…!とか、やったとしても何ヶ月か遅れてやったりだとかが実際にあってね。うっすら不安を感じながら、この時からショウゲートさんのホームページに毎日のようにアクセスすることになります。過去の作品を調べたり、それは当劇場でやったか思い出したり、そんな作業をしてましたね。そんな春。





4月20日、月曜日。公開日が決まりました。ちょうど7ヶ月後、自分はどうなってるのかなって不安になりながらもやっぱり嬉しくて。同じ日にハルヤも発表されて、あぁなんだか楽しい秋になりそうだな、なったらいいなって、思いました。2日後の22日付のキスログで玉森くん本人からドラマと映画の告知をされてなんだか不思議な気分になりました。こういう面から見ると、更新頻度が変わってしまったことはやっぱり少し、さみしいですね。


4月26日、日曜日。大きめの劇場をはじめとして、続々と第1弾ビジュアルが解禁。すごく、好きだなって思った。いよいよ動き出したんだなって背筋が伸びた。同じくらいに不安も募りました。



4月28日、火曜日。公式サイトがオープン。劇場情報のページ早くできないかなぁ、でもできてほしくない気もするなぁ。嬉しかったけどちょっとつらい。そんな感じ。



5月1日、金曜日。4/20付のショウゲートさんのツイートだと本来ビジュアル公開・公式サイトオープンはこの日だったようなので、少しだけ疑問も残ります(笑)この時はまだショウゲートのアカウントからの情報発信だったんだなぁ。



そしてこの時期が人生初の病み期というものを経験しました(笑)いまだから笑って話せる。ちょうど年明けくらいからなんとなくストレス溜まってるなぁという気はしていたのですが、なかなか決まらない不安からでしょうか、この時期が本当にひどかった。ちょうど学校ゴトでは9月に行われる教育実習について毎日のようにおどしてるのかなと思わせる口ぶりで聞かされ、家庭もまぁわりと荒れやすい部分があるので居心地のいいものではなくて、不安を紛らわすためにシフトにがむしゃらに入ってみたものの辛さは増す一方で。馬鹿馬鹿しいかもしれないですが、本当に辛かったです。

中学生のときですらできたことない、ほっぺのニキビ。ひとつできたのが合図かのように両頬にぶわーっと、わりと大きめの赤みがひどい化粧で隠せないほどのそれができはじめました。検索したら一発で頷いてしまった。「頬のニキビはストレスの証」あぁ、なるほど。そういうことか。食生活を見直したり早く寝たり病院に行ったり洗顔を気にしたりメイクを控えたり、いろいろしたけど全部だめ。普段からそこまで肌がきれいなほうではありませんが、肌の調子が悪いとやっぱり気持ちは下がります。気持ちのバランスがうまく取れなくてツイッターもお休みしたりしましたね。職場のひとにも、あおいちゃんはひとつの物事に集中しすぎるから心配だと言われたりもして、驚くくらいに世界の真ん中はゆうたくんなんだなぁってしみじみしてしまいました。でも、ゆうたくんのことで落ち込んでもまた幸せな気持ちにしてくれるのはゆうたくんだけなので、やっぱり敵わないです。愛しさに降参。




そして、5月23日、土曜日。きっとずっと忘れないとおもう。

フライヤーを整理してると、先輩がきて、はいこれ社員さんがあおいちゃんに渡してだってと、渡されたのがレインツリーのフライヤーでした。パニックどころじゃなかった。まだ仕事あると思ったら泣けなくてふわふわしたまま家に帰ってやっと落ち着けて、号泣。苦しくなるくらい号泣。上映する安心と、これでやっと映画おめでとうって心から言える安心。上映が決まらないことももちろんですが、玉森くんから発せられる、見てねの言葉に素直に頷くことができないこと、おめでとうと手放しで思えないことが何よりも辛かった。だめなファンだなぁって、たぶんこれも落ち込む大きな原因だったのかなぁ。

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(うれしそう。)




6月27日、土曜日。
書店で流れていたという予告を見る。動く伸さんを見て、号泣。2日後に公式ツイッターが開始。




7月11日、土曜日。
前売り発売日。自分が玉森くんが載ってる前売り券を売るのは、不思議な不思議な気分だった。やり甲斐しか感じなかったです。しっかり自分の分も購入しました。






ここからはわたし自身 公の方が忙しくなり、なかなか日付までは追えなくなってしまったのですが、いよいよなんだなぁと思う場面が増えれば増えるほど本当に幸せでした。(スタンディーのことは前の記事で書いたよ)あれだけ脅され続けた実習も すごく楽しくて充実してた。その中でドリボやツアーに足を運んで、時間的にはほんとにきつきつだったけど、心が豊かになった気がする、そんな、これからのわたしにとって大切な季節です。






そしていよいよ、明日に控えた公開日。長かったようで短かったし、やっぱり長かった気もする。ひとつだけ言えることは、映画化が発表された去年のあの日よりも、わたしは玉森くんが好きです。どんどんと、大切な存在になっています。玉森くんが好きだという気持ちだけで頑張れてよかったなと思います。わたしが勝手にひっそりと抱えていた夢を、叶えてくれたのはだれでもない、玉森くんです。玉森くんがこれまでの活動をひとつひとつ一生懸命に取り組んだから、いまに繋がったのだと思います。そう思うと感謝しきれないのと同時に、この人は何てかっこいいんだろうってときめきます。これからもできるだけ長く、穏やかに緩やかに玉森くんを好きでいれたらいいなぁっておもいます。



きょうも幸せです、心から 。