他愛ない日常を彩って。 

映画館スタッフ(玉森担)がスタンディについてのお話をします。


まもなく設置から2週間が経とうとしている、サイン入りスタンディの取り組みがほんとうにおもしろい。玉森くんのファンであるわたしは、映画館で2年ほど働かせてもらっています。毎日いろいろなことが起こる少し特殊で楽しい職場です。そんな自分の職場に玉森くんの大きなスタンディがサインと共に飾られているという状況はわたしにとって、なんだかすごく不思議で、心が高鳴り続けている毎日です。(余談ですが毎日スタンディ前をとおるたび、無意識にお辞儀をしてしまいます。不審)



2年のうちに、実際に組み立てたものも含めるとかなりの数のスタンディを見てきたわけなのですが、レインツリーのスタンディ構造はいたってシンプルなものでした。(海外ものはやたら組み立てづらかったりするしそもそも説明書が英語書きだから読解に時間がかかるよ。)何となく作品の大小には関係なく人気のスタンディというものが見えてきていたなか、レインツリーの国のスタンディはまさに、そこを行き交うひとがつい足を止めてしまう理由がたくさんつまっているもののように感じた。そして、実際にそういった姿を多く見かけている。




まずは大きさが目に付きやすい。単純だけどこれはけっこう大事なことだと思う。そしてここで働き出してから、強く感じるようになったことなのだが日本人は記念写真を撮ることが好きなのだと思う。インスタグラムなどのSNSに載せるであろうチケットの写真や座席に座ってから、ポスターの写真などを、時にはセルカ棒を使って撮影する姿を多く見かけるし、わたし自身何度もシャッターを切った。そういった人たちにとってスタンディというのは絶好の撮影スポットである。レインツリーのスタンディは出演者である玉森くん、西内さんのサイズ感がなんだか一緒に撮れるサイズ感のように設定されているため、横に並んで写真を撮っている様子が多く見られる。

そして、写真を撮るにあたって指摘できるのが、やはりサインの存在だと思う。やはり芸能人のサインは珍しいものであり、筆跡部分を触るひとサインのみを撮影するひとも多く見られる。ここから、玉森くんと西内さんの知名度の高さ、言い換えると「サインがきて嬉しい人」のカテゴリにお二人がいらっしゃることを強く感じる。「玉森と西内まりや」(お客さんの表現でいちばん多い)は、サインがきて嬉しい人なのである。
ちなみに、西内さんの髪型に関してロング派ショート派といったお客さまたちの意見ももれなく聞けるのもなんだか楽しい。当劇場ではショートが人気です。



玉森くんを見て、「キスマイの玉森じゃん」と言った声が多く聞こえるのが、一ファンとして本当に嬉しい。普段SNS上でファンに囲まれているから、忘れがちだけど、グループのこと、玉森くんのことを知ってもらっているって本当にすごいことだと思う。これはほんとうに嬉しいこと。玉森くんが書いているサインや一言に関してもなんだかすごく楽しませてもらっている。映画とリンクさせたり、不思議なイラストを描いたり。メッセージが、気になったら見てねというものからどうせこれに抱きつくんでしょなどというファンに向けてのものだったりと、バリエーションが様々あるところが面白いし、この少し気の抜けた部分のおかげで量産さがあまり感じられず、あっここに送ってくれたんだなということを強く、より嬉しく感じるのではないかと思います。




パネルのほうも撮影してる方を見かけると、あぁ同志かなとしみじみしてしまいますが、スタンディのみの人も本当に多く見られて、いよいよファン以外の目にこの作品がうつる時期になってきたのだなぁと、感じます。
他の映画の初日舞台挨拶で、子供が巣立つような気持ちだというお話を聞いたことがありますが、今ならなんだかその気持ちがわかるような気がする。もちろんわたしは制作にかかわっているスタッフではないけれど、公開日はいつなのだろう、うちの劇場ではちゃんと上映してくれるのだろうかと期待や不安を持ちながら毎日欠かさずツイッターやホームページを見ていた作品が、こうしてたくさんの人の目にうつるようになるのはたいへん嬉しくそして不安に、なんだか寂しく、だけれどとびきり誇らしく感じたりもする。たくさんの人の目にうつるようになったからには、たくさんの人に見てもらいたい。

だから、たかだかバイトのわたしの立場でも何かできることはないかなと必死に探している。


表立ってできることがあまりない中で工夫してみたことはチラシの置き方です。主にファンの間でしか知られていない時にチラシは届くけど、一気に出してしまうとそれこそ心無い取り方をする方がいたりする。それで在庫がなくなるということはいやだったし、公開間近のそれこそテレビや雑誌の露出などが増えてきた段階で、あまり作品について知らない人に興味を持ってもらうために設置したいなぁと考えていた。
だから、本当に少しずつ出してこまめに補充をしてストックをなくさないようにした。反対にスタンディが設置されてからは、置き場所を増やしてより多く目に入るようにした。スタンディ設置後のチラシのなくなるスピードは本当に早く、強い宣伝効果を感じた瞬間であった。


ありがたいことに作品やスタンディに関しても質問していただくことが多く、公開日はいつかであったり、どんな作品なのかであったりこれは直筆なのかであったり、様々だが、全力で答えている。レインツリーに限ったことではないけど、上映が決まった作品のチラシにはすべて目を通して詳しくとはいかないものの大体のあらすじを把握して説明できるようにしている。レインツリーの国はもともと原作ファンでもあったため、あらすじは十分把握していたし、映画化が決まってから何回も読み返した。それに、玉森くんのインタビューなどから感じたことや事実なども織り交ぜながら、聞いてくださったお客様には説明をしているし、それができることが本当に嬉しい。ちょっと尺が長くなってしまうのは勘弁してほしい。少しでも魅力が伝わればいいなぁと思いながら、わたしの言葉で伝えられるようにしている。
サインに関して、撮影してもいいですかという質問をよくもらうけど、どんどん撮って宣伝してください〜〜って答えてます。スタッフ面してます。直筆らしいですよ、上映する劇場200箇所に送っているそうですなどとお伝えしているんだけど、さも聞いた話かのように説明している自分の姿はすごく面白い。自ら調べたっていうのにね(笑)





あ〜いよいよなんだなぁと実感する毎日です。なんだか改めて幸せとときめきを感じています。心が素敵に高鳴る毎日をありがとうございます。